英検®準2級プラスの二次試験対策|面接の流れや設問ごとのポイントを徹底解説
英検®準2級プラスの一次試験に合格したら、次はいよいよ二次試験の面接です。
「どんな質問が出るの?」「準2級とは何が違う?」「面接でうまく答えられるか不安」と感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、英検®準2級プラスの二次試験について、面接の流れや問題形式、設問ごとの対策方法をわかりやすく解説します。
目次
英検®準2級プラスとは?
英検®準2級プラスは、準2級と2級の間に位置する級として、2025年度から新設されました。推奨目安は「高校上級程度」で、「身近な社会的な話題」について理解し、自分の考えを英語で詳しく伝える力が求められます。
英検®では3級以上で二次試験が実施され、準2級プラスも一次試験に合格すると、面接形式のスピーキングテストを受験します。
準2級プラスの二次試験は約7分です。約55語の英文の音読、パッセージについての質問、3コマのイラストの展開説明、自分の意見を述べる問題が出題されます。
ここでは、準2級・2級との違いや、二次試験を受ける前に知っておきたい基本情報を紹介します。
英検®準2級・2級との違い
準2級プラスは、難易度だけでなく、二次試験の問題形式にも準2級との違いがあります。
主な違いは、以下のとおりです。
|
準2級 |
準2級プラス |
2級 |
|
|---|---|---|---|
|
レベルの目安 |
高校中級程度 |
高校上級程度 |
高校卒業程度 |
|
面接時間 |
約6分 |
約7分 |
約7分 |
|
音読 |
50語程度 |
55語程度 |
60語程度 |
|
質問数 |
5問 |
4問 |
4問 |
|
イラスト問題 |
人物の行動・状況を説明 |
3コマの展開を説明 |
3コマの展開を説明 |
|
主な話題 |
日常生活の話題 |
身近な社会的な話題 |
社会性のある話題 |
準2級では、イラストに描かれた人物の行動や状況をそれぞれ説明します。一方、準2級プラスでは、3コマのイラストを見て、一連の出来事をストーリーとして説明します。
準2級プラスの問題形式は、むしろ2級に近いのが特徴です。2級でも約7分の面接で、3コマのイラストの展開説明と2問の意見問題が出題されます。
ただし、準2級プラスでは「身近な社会的な話題」、2級ではさらに幅広い社会性のある話題が扱われます。準2級プラスは、準2級の受け答えから、2級につながる「説明する・理由を述べる」スピーキングへ進む級と捉えるとよいでしょう。
そのため、準2級に合格した人は、特に3コマのイラストを順序立てて説明する練習と、身近な社会的な話題に触れる練習をしておきましょう。
試験内容
英検®準2級プラスの二次試験は、面接委員1人との個人面接形式で行われます。試験時間は約7分で、面接委員とのやり取りはすべて英語です。
具体的な試験内容は、以下のとおりです。
|
問題 |
問題形式 |
内容 |
|---|---|---|
|
音読 |
パッセージの音読 |
55語程度の英文を読む |
|
No.1 |
パッセージについての質問 |
音読したパッセージの内容について答える |
|
No.2 |
イラストについての質問 |
3コマのイラストの展開を説明する |
|
No.3 |
意見をたずねる質問 |
カードのトピックに関連した事柄について自分の意見を述べる |
|
No.4 |
意見をたずねる質問 |
日常生活の一般的な事柄について自分の意見を述べる |
準2級ではNo.1〜No.5の5問が出題されますが、準2級プラスでは2級と同じくNo.1〜No.4の4問です。
また、回答の内容だけでなく、発音や語彙、文法、語法、情報量のほか、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度なども評価されます。
よく出題されるテーマ・トピック
英検®準2級プラスの二次試験では、「身近な社会的な話題」が出題されます。日本英語検定協会が公表している過去の出題例には、「動画配信サービス」や「ドッグセラピー」などがあります。
また、準2級プラス全体の主な話題としては、学校、仕事、趣味、旅行、スポーツ、映画、音楽、海外の文化、歴史、教育、科学、自然・環境、テクノロジーなど、幅広い分野が挙げられています。
二次試験でも、こうした身近なテーマについて内容を理解するだけでなく、自分の考えを英語で伝える力を身につけておくことが大切です。特にNo.3・No.4では自分の意見を求められるため、普段から「自分はどう思うか」「なぜそう思うか」を簡単な英語で考える練習をしておきましょう。
出典:公益財団法人 日本英語検定協会「準2級プラスの試験内容」
従来型とS-CBTのちがい
英検®準2級プラスは、面接官と対面で受験する英検®(従来型)と、パソコンとヘッドセットを使って受験する英検®S-CBTのどちらでも受験できます。
英検®S-CBTは、出題内容・難易度・採点基準が従来型と変わらず、取得できる級・資格や英検CSEスコアも同等です。大きく異なるのは、スピーキング試験の受け方です。
|
英検®(従来型) |
英検®S-CBT |
|
|---|---|---|
|
スピーキング形式 |
面接官1人との個人面接 |
ヘッドセットへの吹込み式 |
|
4技能の受験 |
一次試験と二次試験を別日に実施 |
4技能を1日で実施 |
|
実施機会 |
年3回 |
原則毎週土日※ |
|
対策で意識したい点 |
面接官とのやり取りに慣れる |
マイクに向かって録音する形式に慣れる |
※級や地域によって毎週実施されない場合があります。
従来型とS-CBTでは受験環境は異なりますが、ナレーションや、自分の意見と理由を英語で伝えるといった基本的な対策は共通しています。
従来型を受験する場合は、相手の質問を聞いてその場で反応する練習を、S-CBTを受験する場合は、それに加えてマイクに向かって一定の声量で話し、録音形式でも落ち着いて回答する練習をしておきましょう。
また、S-CBTの場合、1日で4技能を受験することになり、スピーキング試験が最初に実施されます。公式サイトの体験版を活用して操作方法などを事前確認しておきましょう。
試験内容|英検S-CBT|公益財団法人 日本英語検定協会
英検S-CBT 体験版|英検S-CBT|公益財団法人 日本英語検定協会
二次試験(スピーキング)の合格基準と評価ポイント
英検®準2級プラスの二次試験では、音読やNo.1〜No.4の回答に加えて、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度なども評価されます。
日本英語検定協会から、準2級プラスの各問題の詳しい素点配分は公表されていません。ただし、準2級プラスの二次試験は、音読・No.1〜No.4・アティチュードという構成が2級と同じです。2級の個人成績表から見て取れる配点は以下の通りです。
|
パート |
配点の目安 |
|---|---|
|
音読 |
5点 |
|
No.1 パッセージについての質問 |
5点 |
|
No.2 3コマのイラスト説明 |
10点 |
|
No.3 意見問題 |
5点 |
|
No.4 意見問題 |
5点 |
|
アティチュード |
3点 |
|
合計 |
33点 |
ただし、実際の合否は素点そのものではなく、「英検®CSEスコア」に換算して判定されます。準2級プラスの二次試験の合格基準スコアは427点です。
そのため、「33点中○点取れば必ず合格」と考えるのではなく、音読から意見問題までバランスよく得点できるように対策しましょう。
出典:公益財団法人 日本英語検定協会「準2級プラスの試験内容」「英検CSEスコアとは」
二次試験では態度(アティチュード)も評価される
英検®準2級プラスの二次試験では、質問への回答内容だけでなく、発音、語彙、文法・語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度なども評価されます。
ただし、アティチュードだけで合否が決まるわけではありません。 「笑顔で話せば合格できる」「目を見れば加点される」といった単純なものではなく、質問を理解し、知っている英語を使って相手に伝えようとすることが大切です。
アティチュードで意識したいこと
従来型の面接では、次のような点を意識するとよいでしょう。
・質問を最後まで聞いてから答える
・聞き取れない場合は、必要に応じて聞き返す
・わからない単語があっても、できる範囲で伝えようとする
・相手に聞こえる声量で話す
・間違えても途中で諦めず、言い直して答える
緊張して少し言葉に詰まったり、聞き返したりしただけで不合格になるわけではありません。大切なのは、難しい英語を使うことより、質問に対して必要な情報を伝えようとすることです。
S-CBTでは「対面での態度」より回答そのものを意識する
英検®S-CBTでも準2級プラスを受験できます。
S-CBTのスピーキングは、面接委員との対面ではなく、ヘッドセットで問題を聞き、マイクに回答を吹き込む形式です。
準2級プラスではスピーキングに15分が設定されています。
そのためS-CBTでは、面接官への目線や表情を意識する必要はありません。代わりに、
・問題を最後まで聞く
・録音時間内に答える
・マイクに聞こえる声量ではっきり話す
・考えた内容を途中で止めずに伝える
といった、録音形式で自分の英語を伝える練習をしておきましょう。
英検®S-CBTは、従来型と出題内容・難易度・採点基準は同じですが、回答方法が異なります。受験前には公式サイトで試験画面や操作方法も確認しておくと安心です。
上記の練習には二次試験の形式を模したレッスンのあるオンライン英会話が有効です。
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クラウティについて詳しく見る英検®準2級プラスの面接の流れ
英検®の面接は、以下の流れに沿って進行します。
- 面接カードをもらい、控室で記入する
- 面接室に入り、挨拶をしてから面接カードを手渡す
- 自己紹介と受験級を確認し、問題カードを受け取る
- 問題カードに書かれたパッセージの黙読と音読
- パッセージについての質問(No.1)
- イラストの展開を説明する問題(No.2)
- 受験者自身の意見をたずねる質問(No.3,4)
- 問題カードを返却して退室する
面接カードは本人と保護者どちらが記入してもOKです(※保護者の同伴は控室まで)。
面接室に入る際には、手荷物を忘れずに持っていきましょう。入室時には3回ノックをしてから入ります。
面接カードの受け渡し時には面接官から指示がありますので、それに従ってください。
その際、無言ではなく、きちんと面接官の目を見て英語で返事をすることがポイントです。
入室後の会話例
- 面接官:Can I have your card, please?(面接カードを渡してください)
- 受験者:Yes. Here you are.(はい、どうぞ)※面接カードを面接官に手渡します。
- 面接官:Please have a seat.(どうぞ席にお掛けください)
- 受験者:Thank you.
自己紹介から試験開始までの会話例
- 面接官:My name is Robert Davis. May I have your name, please?(私はロバート・デイビスです。お名前を教えてください)
- 受験者:Yes. My name is Yukiko Nakagawa.
- 面接官:Miss Nakagawa, this is the Grade Pre-2 Plus test. Okay?(中川さん、これは準2級プラスの試験です。よろしいですか?)
- 受験者:Okay.
- 面接官:How are you today?
- 受験者:I’m fine, thank you.
その後、問題カードを受け取り、パッセージの黙読・音読へ進みます。パッセージについての質問に答えたあと、No.2では3コマのイラストの展開を説明します。イラストの展開説明では、回答前に20秒間の考慮時間が与えられます。
No.2が終わると問題カードを裏返すよう指示され、その後はカードを見ずにNo.3・No.4の意見問題に答えます。すべての質問が終了したら、問題カードを面接官に返却して退室します。
入退室時の態度もアティチュードとして評価対象になります。挨拶も含め、面接官と話すときには笑顔でハキハキ答えましょう。
参考:日本英語検定協会「英検®バーチャル二次試験|準2級プラス」
S-CBTのスピーキングの流れ
英検®S-CBTでは、従来型のように一次試験合格後に別日の二次試験を受けるのではなく、スピーキング・リスニング・リーディング・ライティングの4技能を1日で受験します。 準2級プラスのスピーキング試験は15分です。
スピーキングは面接委員との対面形式ではなく、PCの前でヘッドセットを装着し、画面や音声の指示に従ってマイクに回答を吹き込む録音形式で行われます。
試験は、おおむね次の流れで進みます。
・PCの前に座り、ヘッドセットを装着する
・画面や音声の指示を確認する
・パッセージを黙読・音読する
・パッセージについての質問に答える
・3コマのイラストの展開を説明する
・自分の意見をたずねる質問に答える
・回答した音声が録音され、スピーキング試験が終了する
・続いてリスニング、リーディング、ライティングを受験する
S-CBTでも、準2級プラスで求められるスピーキングの力は従来型と同じですが、面接委員との会話ではなく、録音に向かって一人で答える点が大きな違いです。
そのため、S-CBTを受験する場合は、問題を理解して答えを考える練習だけでなく、決められた時間内に、マイクに向かってはっきりと最後まで話す練習もしておきましょう。
特に、対面では相手の表情や反応を見ながら話せますが、S-CBTではそれがありません。
普段から自分の回答をスマートフォンなどで録音し、
・声が十分に聞き取れるか
・長い沈黙がないか
・文の途中で止まっていないか
・自分の考えや理由まで伝えられているか
を確認する練習が効果的です。
また、英検協会の公式サイトには英検®S-CBTの体験版が用意されています。
本番前に一度利用し、画面の見方やヘッドセット・マイクを使った回答方法に慣れておくとよいでしょう。
参考:試験内容|英検S-CBT|公益財団法人 日本英語検定協会
【英検®準2級プラス】各パートの二次試験対策
ここからは、英検®準2級プラスの二次試験について、設問ごとの対策方法を詳しく解説します。
準2級プラスは、音読からNo.4までそれぞれ求められる力が異なります。問題形式をあらかじめ理解し、パートごとのポイントを押さえて練習しておきましょう。
【音読】問題カードを読むときの対策
指示に従って音読します。
黙読では文章のおおまかな内容をつかみながら、音読するときにどこで区切るかを確認しておきましょう。
音読するときのポイント
- タイトルから読む
- 面接官に聞こえる声量で読む
- 意味のまとまりを意識して読む
- わからない単語があっても読み飛ばさない
- 読み間違えた場合は落ち着いて言い直す
制限時間はありませんので、速く読むことよりも、相手に伝わるようにはっきり読むことが大切です。
【No.1】パッセージについての質問対策
No.1では、音読したパッセージの内容について質問されます。
問題カードを見ながら回答できるため、質問をよく聞き、パッセージの中から答えに必要な部分を探しましょう。
パッセージには、so や in this way、by doing so など、答えのヒントになる表現が含まれています。特に、その直前に書かれている内容が質問の答えにつながることが多いため、黙読や音読の段階でチェックしておくのがおすすめです。
また、HowやWhyなど、質問の最初の疑問詞を聞き取ることも大切です。
How ~? と聞かれた場合は「By ~ing …」、Why ~? と聞かれた場合は「Because …」など、質問に合った形で答えられるように練習しておきましょう。
【No.2】イラストの展開を説明する問題の対策
No.2では、3コマのイラストを見ながら20秒間考え、その展開をストーリーにして説明します。
問題カードには、ストーリーの最初の一文や吹き出し、時間の経過を示す表現などが書かれています。すべてを自分で考える必要はないため、これらの情報を活用しましょう。
イラストを説明するときのポイント
- 「誰が+何をする+何を」のSVOを意識する
- 過去形や過去進行形を使って人物の行動を説明する
- 吹き出しは直接話法や said that ~ を使って表現する
- After lunch, や The next summer, など時間の表現を活用する
最初から長く複雑な英文を作ろうとせず、各コマについて1〜2文程度の短い英文を作り、順番につなげることを意識しましょう。
模範解答の例:
One day, Mr. and Mrs. Sato were eating lunch with their daughter, Yuki. Yuki said, “I love tomatoes.” After lunch, Mr. Sato was washing the dishes. Mrs. Sato said that she wanted to grow tomatoes with Yuki. The next summer, some birds were eating the tomatoes in the garden. Mrs. Sato was sad because she could not make tomato salad anymore.
出典:公益財団法人 日本英語検定協会「準2級プラス サンプル問題」
【No.3・No4】受験者自身の意見をたずねる質問対策
No.3・No.4では、受験者自身の意見をたずねる質問が出題されます。
No.3では問題カードのトピックに関連した内容、No.4では日常生活の一般的な事柄について質問されます。
回答するときのポイント
- 最初にYes / Noなどで自分の立場を明確にする
- 理由を2つ程度述べる
- 自分の正直な意見にこだわらず、英語で説明しやすい立場を選ぶ
- 自分の経験だけでなく、一般的な視点からも考える
たとえば、公式サンプル問題では、No.3で以下のような質問が出題されています。
Do you think drinks in plastic bottles will be more popular in the future?
【Yesの場合の解答例】
It’s convenient for people to carry drinks in plastic bottles. Plastic bottles don’t break as easily as glass bottles.
【Noの場合の解答例】
More people are trying to avoid using plastic products. Plastic bottles can be bad for the environment.
【Yesの場合の解答例】
People can send messages on the Internet anytime. Also, it’s usually cheaper than making phone calls.
【Noの場合の解答例】
It’s quicker for people to speak directly on the phone. Online messages are sometimes difficult to understand.
このように、難しい意見を述べる必要はありません。自分の立場を決めたうえで、シンプルな英文で理由を2つ程度伝えられるように練習しておきましょう。
出典:公益財団法人 日本英語検定協会「準2級プラス(二次試験)サンプル問題」
英検®準2級プラスの二次試験対策におすすめの勉強法
英検®準2級プラスの二次試験では、英文を読む力だけでなく、その場で質問を聞き取り、自分の考えを英語で伝える力が求められます。
ここでは、本番に向けて取り組みたいおすすめの勉強法を紹介します。
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クラウティについて詳しく見る本番で使える表現やフレーズの引き出しを増やす
考える時間を稼ぎたいときや、回答までの間を埋めたいときのために、使える表現やフレーズの引き出しを増やしておきましょう。
質問を聞き返すとき
- Pardon?
- Pardon me?
- Could you say that again?(もう一度言っていただけますか?)
考え中のとき
- Let me see.
- Well, …
- Let me think.(考えさせてください)
また、No.3・No.4の意見問題で使いやすい以下のような表現も覚えておくと便利です。
頻出する表現
- I agree. / I disagree.(私は賛成です/反対です)
- These days, …(最近では)
- Because …(なぜなら〜だからです)
- For example, …(たとえば)
上記の表現やフレーズが自然に出てくるようになるまで、実際に声に出して練習しておきましょう。
音読と録音で「伝わる話し方」を確認する
準2級プラスの二次試験では、難しい発音を身につけることよりも、相手に伝わる声で最後まで答えることが大切です。
パッセージを音読するときは、意味のまとまりを意識しながら声に出し、自分の音声を録音して聞き返してみましょう。
・単語を大きく読み間違えていないか
・意味のまとまりで区切れているか
・長く止まらずに読めているか
・相手に聞き取りやすい声量・スピードになっているか
お手本の音声がある場合は、発音やリズムをまねして読む練習も役立ちます。
ただし、二次試験対策では音声をまねるだけでなく、No.2のイラスト説明やNo.3・No.4の意見問題を実際に声に出して答える練習を優先しましょう。
イラストを見てストーリーを説明する練習をする
No.2対策では、イラストを見てすぐに英文を作れるよう、よく使う表現をあらかじめ練習しておくのがおすすめです。
たとえば、以下のような表現はイラスト説明で使いやすいでしょう。
SVOの表現
- The boy carried a box.
- The woman bought some vegetables.
- The man opened the door.
- The girl used a computer.
- The family ate lunch.
過去進行形の表現
- The man was walking his dog.
- The girl was watering the flowers.
- The boy was reading a book.
- The woman was cleaning the room.
- They were waiting for a bus.
発言・考えを表す表現
- He said that he was tired.
- She said that she wanted to go home.
- He was thinking that he needed help.
- She was thinking that she wanted a new bag.
- He said that he liked the idea.
まずは、このような短い英文を見てすぐに言えるように練習しましょう。慣れてきたら、実際のイラストを見ながら似た文を自分で作ることで、本番でも英文を組み立てやすくなります。
ライティング問題を活用して自分の意見を述べる練習をする
No.3・No.4の対策には、一次試験のライティング問題を活用するのもおすすめです。
ライティングでは、自分の意見を決め、その理由を英語で説明する力が求められます。これは二次試験の意見問題にも共通する力です。
たとえば、ライティング問題に取り組んだあとに、書いた英文を見ずに口頭で答えてみましょう。
練習するときは、以下の流れがおすすめです。
- 賛成・反対など自分の立場を決める
- 理由を2つ考える
- まずは英文を書いて整理する
- 最後に英文を見ずに声に出して答える
ただし、二次試験ではライティング問題よりも、身近で日常生活に関係するシンプルな質問が多く出題されます。そのため、ライティングと同じレベルの複雑な英文を話そうとする必要はありません。
自分がすぐに説明できる簡単な理由や表現に置き換えながら、無理なく口頭で答える練習をしていきましょう。
自分の声を録音して聞き返す
自分の声を録音して聞き返すことで、発音や話し方の問題点に気づきやすくなります。
「思っていたより発音が不明瞭だった」「途中で何度も詰まっていた」「声が小さかった」など、実際の音声を聞くことで、自分では気づきにくい課題を確認できます。
特に、以下のポイントをチェックしてみましょう。
- 単語を正しく発音できているか
- 適切なスピードで話せているか
- 途中で長く沈黙していないか
- 相手に聞こえる声量で話せているか
ただし、自分では問題なく話せていると思っていても、実際には伝わりにくい場合があります。できれば学校の先生や英会話の講師などにも音声を聞いてもらい、客観的なアドバイスを受けるのがおすすめです。
英検®準2級プラスの二次試験対策でよくある質問
最後に、英検®準2級プラスの二次試験対策について、よくある質問を紹介します。
Q1. 英検®準2級とは別の対策が必要ですか?
はい。準2級プラスは、準2級とは二次試験の問題形式が一部異なります。
特にNo.2では、準2級のように人物の行動や状況を説明するのではなく、3コマのイラストの展開をストーリーとして説明します。
また、No.3・No.4では、自分の考えを述べるだけでなく、理由や説明を加えて伝える練習もしておきましょう。
準2級で身につけた音読や受け答えの力は活かせますが、3コマのイラスト説明や、自分の意見を理由とともに伝える練習を追加しておきましょう。
Q2. 英検®2級の二次試験対策も役立ちますか?
はい。準2級プラスの二次試験は、問題形式が2級とよく似ているため、2級向けの対策も役立ちます。
どちらも、パッセージについての質問、3コマのイラストの展開説明、自分の意見をたずねる2問という構成です。
ただし、準2級プラスでは2級よりも身近な社会的な話題が扱われます。まずは準2級プラスのレベルに合った問題から練習し、余裕があれば2級の問題にも挑戦してみましょう。
Q3. 過去問やサンプル問題はありますか?
日本英語検定協会の公式サイトでは、準2級プラスの二次試験のサンプル問題が公開されています。問題だけでなく解答例も確認できるため、まずは公式サンプル問題を使って出題形式に慣れましょう。
また、「英検バーチャル二次試験」では、面接室への入室から退室までの流れをアニメーションと音声で確認できます。本番前のシミュレーションにもおすすめです。
出典:公益財団法人 日本英語検定協会「準2級プラスの過去問・試験内容」
Q4. 直前にできる二次試験対策はありますか?
試験直前は、新しい表現をたくさん覚えるよりも、これまで練習した内容をすぐに口から出せるように復習することがおすすめです。
特に、以下の内容を確認しておきましょう。
- 入室から退室までの流れ
- Pardon? や Let me think. などの頻出フレーズ
- No.2で使いやすい過去形・過去進行形
- No.3・No.4で使えるYes / No+理由の答え方
公式のバーチャル二次試験を見ながら、一度最初から最後まで通して練習しておくと、本番でも落ち着いて対応しやすくなります。
Q5. 質問が聞き取れなかったり、すぐに答えられなかったりした場合はどうすればよいですか?
質問にすぐ答えられない場合でも、慌てて無理に話し始める必要はありません。Well, … や Let me think. … などを使い、短く考える時間をつくってから答えましょう。
質問が聞き取れなかった場合は、Pardon? や Could you say that again? などを使って聞き返すこともできます。ただし、何度も聞き返すのではなく、質問の要点をつかんで答えることを意識しましょう。
No.3・No.4では、難しい表現を使うよりも、自分の立場をはっきりさせ、理由を簡単な英語で伝えることが大切です。
本番では、「完璧な英語を話すこと」よりも、質問を理解し、知っている英語を使って最後まで伝えようとすることを意識しましょう。
まとめ:英検®準2級プラスの二次試験は「説明する力」と「意見を伝える力」を身につけよう
英検®準2級プラスの二次試験では、音読やパッセージの内容理解に加えて、3コマのイラストを順序立てて説明する力や、自分の意見を理由とともに伝える力が求められます。
特に、No.2では過去形や過去進行形を使ってストーリーを説明する練習、No.3・No.4ではYes / Noで立場を決め、簡単な理由を続ける練習をしておきましょう。
また、本番でスムーズに英語を話すためには、知識を覚えるだけでなく、実際に声に出して練習することが大切です。
オンライン英会話なども活用しながら、質問を聞いて答える実践的な練習を重ね、自信を持って二次試験に臨みましょう。
※ 英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
英検®準2級プラスの二次試験で、準2級から特に変わるのが3コマのイラストを順序立てて説明する問題です。
さらに、身近な社会的な話題について、自分の考えを理由とともに伝える力も求められます。
形式は2級に近いですが、難しい英語を話すことが目的ではありません。イラストから出来事の流れをつかむ、自分の立場を決める、知っている英語で理由や情報を加えて説明する練習を重ねましょう。
なお、従来型は面接委員との対面形式ですが、S-CBTではヘッドセットとマイクを使った録音形式です。受験方式に合わせた練習も必要です。