【英検®2級】短期間で合格するための勉強法とスケジュール|直前対策も解説
英検®2級の受験生のなかには、効率的な勉強法を実践して、最短合格を目指したいという人が多いのではないでしょうか?
このコラムでは、英検®2級に短期間で合格するための勉強法と学習スケジュールを徹底解説します。
2024年度の問題形式リニューアルの変更点や、試験直前の対策で大切なことも紹介しますので、英検®2級を受験予定のひとはぜひ読んでみてください。
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【最新版】英検®2級の試験内容
英検®とは、公益財団法人日本英語検定協会が主催している「実用英語技能検定」のことです。英語能力を測る検定として、小学生から社会人まで幅広い年齢層に知られています。
級数は1級、準1級、2級、準2級、3級、4級、5級の7つで、年に3回、実施されます。
2級は実践的な英語力を測るのに適した級です。準2級までに身につけた4技能(聞く・話す・読む・書く)に加え、社会問題などを英語で論じる能力が求められます。
試験内容
英検®2級の試験内容には、一次試験(筆記・リスニング)と二次試験(面接形式のスピーキング)があります。
一次試験(筆記・リスニング)
一次試験は、筆記試験(85分)とリスニング(約25分)に分かれます。解答形式はマーク式で、筆記試験の後にリスニング試験が行われます。
問題の構成は、下記のとおりです。
測定技能 | 問題番号 | 問題形式 | 詳細 | 設問数 | 解答形式 |
---|---|---|---|---|---|
リーディング | 1 | 短文の語句空所補充 | 文脈に合う適切な語句を補う | 17 | 4肢選択(選択肢印刷) |
2 | 長文の語句空所補充 | パッセージの空所に文脈に合う適切な語句を補う。(説明文) | 6 | ||
3 | 長文の内容一致選択 | パッセージの内容に関する質問に答える。(Eメール・説明文) | 8 | ||
ライティング | 1 | 英文要約 | 文章の内容を英語で要約する。(説明文など) | 1 | 記述式 |
2 | 英作文 | 指定されたトピックについての意見を英語で論述する。 | 1 | ||
リスニング | 第1部 | 会話の内容一致選択 | 会話文の内容に関する質問に答える。(放送回数1回) | 15 | 4肢選択(選択肢印刷) |
第2部 | 文の内容一致選択 | 物語文・説明文の内容に関する質問に答える。(放送回数1回) | 15 |
主な場面・題材 | |
---|---|
場面・状況 | 家庭、学校、地域(各種店舗・公共施設を含む)、電話、アナウンスなど |
話題 | 学校、仕事、趣味、旅行、買い物、スポーツ、映画、音楽、食事、天気、道案内、海外の文化、歴史、教育、科学、自然・環境、医療、テクノロジー、ビジネスなど |
二次試験(スピーキング)
二次試験は、面接形式でのスピーキング(約7分)です。日本人もしくはネイティブスピーカーの面接官と1対1で会話します。
問題の構成は、下記のとおりです。
測定技能 | 問題番号 | 問題形式 | 詳細 |
---|---|---|---|
スピーキング | 音読 | 60語程度のパッセージを読む | |
No.1 | パッセージについての質問 | 音読したパッセージの内容についての質問に答える。 | |
No.2 | イラストについての質問 | 3コマのイラストの展開を説明する。 | |
No.3,4 | 受験者自身の意見をたずねる質問 | ある事象や意見についての受験者の見解、日常生活の一般的な事柄に関する私見を述べる。(問題カードのトピックに直接関連しない内容含む) |
【補足】2024年度の問題形式リニューアルによる変更点
2024年度の第1回検定から、英検®3級以上の級で一部問題がリニューアルされました。
英検®2級の問題形式リニューアルの変更点
- 大問1の短文の語句空所補充問題(文法問題など)が3問削除された
- 大問3Bの長文の内容一致選択問題が4問削除された
- 英作文が1題から2題に増えた(意見論述に加えて英文要約が追加)
変更後の試験内容は、前の項目をご覧ください。
英検®公式の問題形式リニューアルサイトから新しい英作文の出題例を確認できます。
準2級プラスとの違い
2025年度から、新たに「準2級プラス」という級が導入されます。
準2級プラスのポイント
- 2級と準2級の橋渡しのために作られた級
- 2級ほどの語彙力や複雑な文構造の理解は求められない
- 準2級よりも抽象度が高いトピックを扱う
- 準2級よりも詳細で具体的な情報処理が求められる
- 準2級プラスの新設で他の級の合格ラインなどに変更はない
準2級と準2級プラスは別物なので、受験予定の方はご注意ください。
なお、準2級プラスの問題サンプルは、以下の英検®公式サイトから確認できます。
試験日程
英検®2級の試験日程は、例年、下記のようになっています。
一次試験 | 二次試験 | |
---|---|---|
第1回 | 6月 | 7月 |
第2回 | 10月 | 11月 |
第3回 | 1月 | 3月 |
2024年度の試験日程(本会場での個人受験)は、下記のとおりです。
受付期間 | 一次試験 | 二次試験 | |
---|---|---|---|
第1回 | 3⽉15⽇〜5⽉8⽇ | 6月2日(日) | A日程:7月7日(日)B日程:7月14日(日) |
第2回 | 7⽉1⽇〜9⽉9⽇ | 10月6日(日) | A日程:11月10日(日)B日程:11月17日(日) |
第3回 | 11⽉1⽇〜12⽉16⽇ | 2025年1月26日(日) | A日程:2025年3月2日(日)B日程:2025年3月9日(日) |
※受付期間はインターネット申し込みの場合です。コンビニ支払い・郵便局ATM(Pay-easy)支払いの場合、書店申し込みの場合は締切日が異なります。詳細は英検®公式サイトをご確認ください。
※準会場での団体受験の場合は受付期間が異なります。試験日も複数選択できます。
※A日程かB日程かは受験者が20歳以上かどうかで決まります。詳細は下記サイトをご覧ください。
レベル
英検®2級のレベルは、高校卒業(高校3年生)程度です。医療やテクノロジーなど、社会性のあるトピックの英文を読みこなし、意見を述べる力が求められます。
準2級に比べて長文の問題数が1.5倍ほどになり、難易度が高くなっています。
難しい級ではありますが、中学生や高校生でも時間をかけて勉強すれば合格できます。
実際、英検®公式サイトには中学2年生で合格された2名の方の体験談が掲載されています。
合格点と合格率
公式に発表されている英検®2級の合格点(合格基準点)と合格率は、下記のとおりです。
一次試験 | スピーキングテスト | |
---|---|---|
合格点 | 1520/1950点 | 460/650点 |
合格率* | 26.4% | ― |
*合格率は2015年のものになります。2016年以降、公式によるデータ発表はありません。
勉強時間の目安
英検®2級の合格に必要な勉強時間は、未習分野がどのくらいあるか、英会話の経験があるかによってかなり変わります。
一般的な勉強時間は、文法をある程度理解している高校生で100時間程度、社会人で150時間程度といわれています。
個人差が大きいため、必要な勉強時間は「ひとによる」という点には留意が必要です。
過去問
英検®2級の過去問は、英検®公式サイトから過去1年(3回)分を無料ダウンロードできます。
解説付きの過去問としては、6回分の過去問題集がテキストで出版されています。
2024年度版 英検®2級 過去6回全問題集【音声アプリ・ダウンロード付き】
2級に限らず、過去問を何度も解くのは定石の勉強法です。試験を受ける前に、一度は過去問に目を通すことをオススメします。
出題傾向
英検®2級の一次試験の出題傾向等は、以下のようになっています。
リーディング
2024年度の問題形式リニューアルに伴い現時点では出題傾向のデータなし
ライティング
1問目:※2024年度の問題形式リニューアルに伴い現時点では出題傾向のデータなし
2問目:英作文=「インターネットを利用する時間を減らすべきか」「ペットを飼えるアパートを増やすべきか」などの社会的なトピックが多い。
リスニング
第1部:会話の内容一致問題=15問(whatから始まる設問が大半。whyは1~3問)
店員等との対話=34%、友人等との対話=32%、家族との対話=19%、同僚との対話=14%
第2部:文の内容一致問題=15問(whatから始まる設問が大半。残りはwhy、how、when)
個人の説明=53%、公共放送=20%、文系の一般教養=18%、理系の一般教養=9%
英検®2級を受験するメリット
この章では英検®2級を受験するメリットを解説します。中学生や高校生だけでなく、社会人にとってのメリットも紹介します。
- 4技能をバランスよく学べる
- 高校受験や大学入試で有利になる
- 進学後や社会に出てからも役立つ
4技能をバランスよく学べる
英検®2級は、準2級よりも高度な「読む・聞く・話す・書く」の総合力が求められます。合格に向けて勉強することで、4技能をバランスよく伸ばせます。
二次試験のスピーキングでは、社会問題について受験者自身の意見を論述することが求められます。
得点するには、面接官の質問を聞いて理解しながら、自分の考えを短時間で英語にして表現できなくてはならないため、実践的な英語力が身につきます。
高校受験や大学入試で有利になる
英検®2級に合格していると、高校受験や大学入試で優遇してもらえる可能性が高いです。
英検®2級取得者が入試で得られるメリット
- 特待生の判定で有利になる
- 入学金を免除してもらえる
- 推薦入試の出願資格や出願優遇を得られる
- 英語の試験で加点や見なし得点扱いになる
2024年時点で英検®2級を入試で活用できる私立中高は237校、大学は287校です。英検®の公式サイトで学校名を確認できます。
進学後や社会に出てからも役立つ
英検®2級を取得していると、高校・大学進学後にも奨学金給付金や授業料免除といった特典を得やすいです。
費用免除や単位認定などで英検®2級を利用している大学は、全国で102校にのぼります。
一般的には英検®2級から履歴書に記載できるとされているため、就職・転職を検討中の人にとってもメリットがあります。
【英検®2級】単元別のオススメの勉強法と参考書
この章では、単元別に英検®2級のオススメの勉強法と参考書を紹介します。
いずれの単元にも効果的な勉強法は、オンラインの英検®対策レッスンを受けることです。
オンラインの英検®対策レッスンを受けるメリット
- 受験日まで専門の講師が併走してくれる
- 理解が難しい文法もイチから教えてもらえる
- 実践的な英会話に慣れることで自然と二次試験対策ができる
- パソコン、タブレット、スマホで受けられるので移動時間を省ける
学生にも社会人にもオススメなので、ぜひ一度、体験レッスンを受けてみてください。
クラウティは、英検®2級に対応できるオンライン英会話サービスです。予想問題を解きながら「話す・聞く」などの実践的な反復練習ができます。
月額4,950円〜と業界内でもトップクラスの低価格で、最大限に活用すれば1レッスンが73円〜とかなりお得です。英検®対策に限らず、多彩なカリキュラムを用意しています。
頻出単語や熟語を収録したシューティングゲームなどもあり、楽しみながら英単語を覚えられるツールが揃っています。習熟度に合わせて様々なレベルのレッスンが揃っているため、幅広い年齢層の方が継続的に使えます。
クラウティについて詳しく見る単語・熟語の勉強法
- 一冊に絞って通読する
- 何度も反復する
- 音声を聞いて発音しながら書く
熟語・単語を身につけるには、単語帳を一冊に絞ることが重要です。
複数の単語帳に目を通すよりも、一冊を何度も通読して、確実にボキャブラリーを増やしましょう。反復して読むうちに自然と習得できます。
また、音声CDやアプリなどで発音を聞きながら、スペルを綴るのも有効です。声に出しながら書くことで、音声と綴りを結びつけて記憶できます。
なお、英検®準2級の合格に必要な単語数は、5,100語といわれています。
単語・熟語対策にオススメの本は、「英検®2級 でる順パス単 5訂版」です。
過去5年分の過去問を徹底分析し、出題頻度が高い順に単語が並んでいるため、効率的に英検®2級対策ができます。学習効果を確認できる小テスト付きです。
スマホやパソコンを使って、アプリなどから無料で音声を聴くこともできます。
文法・長文読解の勉強法
- 一冊の本を反復演習する
- 重要な例文を暗記する
- 時間を測って解く
文法問題も、参考書を一冊に絞って反復演習することが効果的です。まずは通読して、どのような文法項目があるのか、どの問題が苦手かを確認しましょう。
その上で、苦手分野を中心としながら2周目、3周目と繰りかえす勉強法がオススメです。
例文を暗記するのも効果があります。数学の公式のように、困ったときに試験中に思いだすことで役立ちます。
文法を一通り理解したら、長文対策に進みましょう。
一番オススメなのは、時間を測って解くことです。制限時間を意識することで読解のスピードが上がり、本番にも強くなります。
文法対策にオススメな参考書は「英検®2級をひとつひとつわかりやすく。改訂版」です。
2級の合格に必要な文法知識を超基礎レベルからやさしく解説した本書はオールカラーで読みやすく、予想問題も充実しています。2024年度の問題形式リニューアルにも対応。
長文対策にオススメな参考書は「英検®分野別ターゲット英検®2級リーディング問題 改訂版」です。
長文読解に特化した本書は38の長文を収録しています。長文の読み進め方や解法、過去問分析のほか、覚えておきたい単語リストも付録されており、充実した内容になっています。
ライティングの勉強法
- 構成のテンプレートを身につける
- 段落を一文に要約する
- 誰かに添削してもらう
英検®2級のライティングは、以下の4つの観点から採点されます。
- 内容:課題に沿った内容の文章が書けているか
- 構成:論の構成が整っていて話の流れがわかりやすいか
- 語彙:課題に合ったボキャブラリーを正しく使えているか
- 文法:多様な文構造、表現を正しく使えているか
このうち、構成力は他の単元の勉強だけでは伸ばすことが難しいです。そのため、構成力の向上に重点を置いた勉強が必要になります。
オススメの勉強法は、テンプレートを理解して実際に文章を組み立てることです。
英作文の問題ではトピックに関する疑問文と3つのポイント(Cost、Technologyなど)が与えられ、それらを参考に意見を論述します。構成のテンプレートの例に以下があります。
- 主張:I agree/disagree (I think ~)
- 理由a:First,~(The first reason is~)
- 理由の補強:For exampl,e~
- 理由b:Second,~(The second reason is)
- 理由の補強:For instance,~
- 結論:For these reasons, I think~
上記は「主張と結論を2つの理由で挟む」というテンプレートです。こうしたパターンを理解して、あてはめながら例題を解き続けることがライティング対策として有効です。
80~100語という語数も意識しながら論を組み立てましょう。
英文要約対策としては、長文の段落を一文で要約する練習をするのが効果的です。
論説文は基本的に「主張→理由→結論」という構成を持っています。長文を読みながら、どの文章が主張や理由の核になっているかを把握しましょう。
そこから重要な句を活かしたり、別の表現に置き換えたりする練習をします。
また、学校や塾の先生に自分が書いた英文を添削してもらうのも良い練習法です。独学では気付かなかった間違いに気付いたり、表現を磨いたりすることができます。
ライティング対策にオススメな参考書は「英検®合格のための要約問題 予想問題集」です。新形式の英文要約に特化した内容で、簡単な問題からハイレベルな問題まで揃っています。
英作文の参考書としては「英検®分野別ターゲット英検®2級ライティング問題」が良書です。
リスニングの勉強法
- シャドーイングする
- ディクテーションをする
- スクリプトを見ながら倍速再生に慣れる
再生された音声をリアルタイムで真似する「シャドーイング」が、定番の勉強法です。シャドーイングに慣れれば、速度の速い英語も自然と聴き取れるようになります。
聴き取った英語を書き出してみる「ディクテーション」もオススメです。はじめは筆記が間に合わないかもしれませんが、訓練を積むとスラスラと書けるようになります。
シャドーイングとディクテーションは英検®2級に限らず、先々も役に立つ勉強法なので、この機会に覚えておきましょう。
また、スクリプトを眺めながら、アプリなどで音声を倍速再生するのも効果的です。音声を聴きながら英文を高速で目で追うだけでも、リスニング能力の向上に繋がります。
なお、英検®2級のリスニング対策に特化した参考書は少なく、現状は「英検®分野別ターゲット英検®2級リスニング問題 改訂版」くらいしかありません。
本書は練習問題と模擬テスト120問を収録し、アプリで音声を再生できます。問題パターン別に勉強できるほか、本番に近い発音とスピードが再現されている点も魅力的です。
スピーキングの勉強法
- 使える表現や論述のパターンを覚える
- 声を録音して聞きなおす
- 英会話レッスンを受ける
スピーキングの勉強法として有効なのは、使える表現や論述のパターンを覚えることです。
英検®2級のスピーキングでは、準2級までのイラストに関する質問のほかに、社会的なトピックについて賛否を表明したうえで、論述するように求められます。
一見難しく思えるかもしれませんが、型を身につけることで合格率がグッと上がります。具体的には、以下のような表現や論述のパターンが応用しやすいです。
使える表現
- I agree, I disagree(私は賛成です、反対です)※立場を明確にするときに使う
- These days, Today(最近では、こんにちでは)※一般論を述べる文頭で使う
- As a result (結果として)※因果関係を伝えるときに使う
- For example(例えば)※例示するときに文頭で使う
論述パターン
- 私は賛成です。最近、〇〇は△△の傾向にあります。人々は××しなくてはなりません。
- 私は反対です。なぜなら、△△な人がいるからです。実際、××する人は多いです。
また、自分の声を録音して聞くのも効果があります。「思ったよりボソボソ話している」「この発音がいい加減だ」といった改善点を得られます。
なお、スピーキング対策は参考書を読むよりも、英語で話す経験を積んだ方が効果的です。できれば、英会話のレッスンを受けることをオススメします。
【英検®2級】期間別の効率的な学習スケジュール
この章では、英検®2級の合格に向けた勉強期間を「2ヶ月・1ヶ月・1週間」に分けて、それぞれの効率的な学習スケジュールを解説していきます。
ただし、期間の目安は英語の理解がどの程度進んでいるかなど、個人差があります。
この学習スケジュールのとおりに勉強すれば誰でも期間内に合格できるというわけではありませんので、ご注意ください。
2ヶ月で合格を目指すケース
- 1~3週目:単語と文法知識の基礎固めをしながらリスニング対策をする
- 4~6週目:長文とライティング対策をしながら定期的に過去問を解く
- 7~8週目:時間を測りながら過去問や本番予想問題を解く
2ヶ月で合格を目指したい方は、まずは単語と文法知識の基礎固めをしましょう。リスニングは短時間でも構わないので、耳を慣らすために毎日取り組んでください。
文法を復習し終わったら、早いうちに一度は過去問を解きましょう。問題形式を理解することで、その後の応用的な勉強がはかどるようになります。
基礎ができたら、長文読解とライティング対策に取り掛かりましょう。長文は時間がかかっても、文構造や構成を意識しながらじっくり読むことをオススメします。構成を理解することで、ライティングやスピーキングの論述力も向上します。
その上で定期的に過去問を解いて、実力が付いているかを確認しましょう。
最終週の前後は本番を意識して、時間を測りながら長文の過去問等に取り組んでください。
なお、対策に2ヶ月以上かけられる場合は専門の対策レッスンを受けるのがオススメです。基本的な文法からスピーキング対策まで、あなたに合った進度で無理なく対策できます。
オンライン英会話レッスン「クラウティ」では、英検®2級の合格に必要なすべての勉強を任せられるサービスを提供しています。特別な指導を受けた日本人コーチのサポートを受けながら、2ヶ月で着実に英語力を磨くことができます。
英作文の添削だけでなく、面接対策やリスニングの強化もできるため、4技能をバランスよく鍛えられる点が特長です。全32回のオンラインレッスンが受けられるほか、相談サポート付きのオンライン自習室(土日祝除く毎日開講)も利用可能。
SNSツールは使わずに専用のシステムで講義が行われるため、学生のお子さまにも非常にオススメです。
クラウティについて詳しく見る1ヶ月で合格を目指すケース
- 1週目:頻出単語を確認しつつ苦手な文法項目をチェック
- 2~3週目:過去問を解きながら苦手分野を復習する
- 4週目:時間を測りながら本番の試験時間に慣らしていく
1ヶ月で合格を目指す場合は、余裕があるように見えて意外と時間がないことを意識しましょう。基礎知識の学びなおしに時間を掛けすぎずに、早めに問題演習を始めることをオススメします。
1週目は単語帳を通読して、頻出単語や未習の基本単語をチェックしましょう。4週間掛けて確実に一冊の単語帳を身につけるようにしてください。
余裕があれば文法書をざっと読んで、自信がない文法項目を重点的に復習します。
2週目に入ったら、過去問をどんどん解きましょう。何回分か過去問を解くと、苦手な設問(大問)がわかると思います。その設問を何度も解くことで、問題形式に慣れましょう。
4週目は本番を意識しながら、時間を測って問題を解くことが効果的です。特に受験日の一週間前に試験と同じ時間帯に過去問を解くと、良い予行演習になります。
スピーキング対策は一次試験合格後から始めても、十分間に合います。
1週間で合格を目指すケース
- 最低でも2回は過去問を解く
- 頻出順の単語帳で的を絞って単語を覚える
- ライティングの構成パターンを1つだけ覚えておく
1週間で合格を目指す場合は、限られた時間でどれだけ問題形式に慣れるかが大切です。とりわけリスニングは問題形式に慣れているかどうかで、大きく得点率が変わります。
そのため、試験当日までに最低でも2回は過去問を解くようにしましょう。その上で、間違えた箇所を復習してください。
短期間で文法知識を一から復習することは難しいです。それよりは過去問を解いて得点できなかった箇所を確実に覚え、本番で同様の問題を落とさないことが重要です。
単語は先述した「英検®2級 でる順パス単 5訂版」を使って、章単位で習得しましょう。通読する時間を取れない可能性があるため、出題頻度の高い単語を優先的に身につけるのがコツです。
また、ライティングは構成さえしっかりしていれば、簡単な構造の作文でも合格点を稼げます。構成のパターンを1つだけ覚えて、それを確実に使いこなせるようにしましょう。
まずは一次試験を突破することに専念してください。
【英検®2級】試験直前の対策で大切なこと
試験直前には、短いスパンで過去問を解くことが大切です。
英検®2級の試験はリーディング・ライティングだけでも90分近い長丁場です。試験のあいだ集中を保てるかどうかも合否を分けるポイントになります。
そのため、本番に向けて試験時間に感覚を慣らしておきましょう。本番試験の時間帯に過去問を解くと、より効果的です。
長文の速読にチャレンジして、英文を読むスピードを上げておくのも効果的です。英検®2級は長文の問題数が多いため、文章を速く読めるに越したことはありません。
空き時間は読み慣れた単語帳をひらいて、覚えた英単語の最終チェックをしましょう。
【英検®2級】勉強法に関するよくある質問
Q1.独学でも合格できますか?
独学でも英検®2級に合格することは可能です。
ただし、英検®対策向けのレッスンを受けたほうが無理なく対策できることは確かです。
特にライティングとスピーキングは、専門家からの表現の直しや発音の指摘を受けられます。試験対策に限らず、英語力の底上げにつながります。
オンライン英会話「クラウティ」の体験談
Q2.英検®2級との違いを教えてください。
英検®2級と準2級の主な違いは、以下のとおりです。
- 単語数が3,600語から5,100語に増えている
- 長文問題の数が増えているので、時間配分がシビア
- 問題に時事的もしくは社会的なトピックが増える
- 面接では客観的な立場から意見を論述できなくてはならない
準2級に比べて、2級は読解力や応用力が問われる内容になっています。
Q3.裏ワザ的なテクニックはありますか?
英検®2級は割と難易度が高く、長文で扱うトピックも社会性の高いものが多いため、付け焼刃は通用しません。そのため、簡単に合格できる「裏ワザ」的なテクニックはありません。
ただし、回答のコツはあります。
例えばライティングの英作文やスピーキングの論述問題では、質問に対して賛成・反対を明確にした上で、理由を述べなくてはなりません。
このとき、自分の主張や意見にこだわる必要はありません。見られているのは英語を操る能力なので、「理由が思い浮かびやすい立場を取る」というのが回答のコツになります。
リスニング問題でも、「設問を先に読んで問題を予想する癖を付ける」といったテクニックがあります。
Q4.ノー勉のまま前日になってしまいました。今からできることは?
最初にすべきことは、時間配分を考えながら過去問に目を通すことです。
過去問を読んで問題傾向を理解したら、得点しやすそうな設問とそうでない設問を分けてみてください。その上で、確実に得点できる問題を正答することが重要です。
時間があればリスニング問題も一度は解いておきましょう。
問題形式を知っていれば、本番で焦らずに済みます。可能なら、音声を最初から最後まで通しで聴いてみてください。
まとめ:効率的な勉強法を実践して短期間での合格を目指そう
このコラムでは、英検®2級に短期間で合格するための勉強法やスケジュールを解説しました。
英検®2級に短期間で受かるには、自分に合った勉強法を実践することが大切です。
本文でも紹介したように、オンライン英会話サービスのクラウティは、通常の英会話レッスンだけでなく、英検®2級対策に特化したコーチングも行っています。
英検®対策サービス自体は2級以外も受けられますので、さらに先の英語学習を考えている方にもオススメです。
クラウティが対応している英検®対策の級
一次試験対策:5級、4級、3級、準2級、2級、
二次試験対策:3級、準2級、2級、準1級
また、1人分の料金で家族みんなが利用できるため、家族で一緒に楽しみながら英語を学ぶこともできます。
今なら無料体験レッスン実施中ですので、興味がある方はぜひ試してみてください!
英検®2級対策レッスンを無料で試せる! クラウティ
無料体験レッスンを試してみる※ 英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。