英検®準2級の二次試験対策とは?面接の流れとポイントを徹底解説

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このコラムでは、英検®準2級の二次試験対策として、各設問で意識したいポイントを徹底解説します。

効果的な練習方法や、本番で使えるフレーズも紹介しますので、英検®準2級を受験予定の方はぜひ、読んでみてください。

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英検®準2級の二次試験対策で知っておくべきこと

英検®は、公益財団法人日本英語検定協会が主催している「実用英語技能検定」のことです。級数は1級、準1級、2級、準2級、3級、4級、5級の7つで、年に3回、実施されます。

このうち、3級以上からは二次試験で面接が行われます。

この章では、英検®準2級の二次試験を受ける人が知っておきたいことを解説します。

試験内容

英検®準2級の二次試験は、面接形式でのスピーキング(約6分)です。日本人もしくはネイティブスピーカーの面接官と1対1で会話します。

具体的な試験内容は、下記のとおりです。

測定技能 問題番号 問題形式 詳細
スピーキング(約6分) 音読 50語程度のパッセージを読む
No.1 パッセージについての質問 音読したパッセージの内容についての質問に答える。
No.2,3 イラストについての質問 イラスト中の人物の行動や物の状況を描写する。
No.4,5 受験者自身の意見をたずねる質問 日常生活の身近な事柄についての質問に答える。(問題カードのトピックに直接関連しない内容含む)

よく出題されるテーマ・トピック

英検®準2級の二次試験でよく出題されるテーマやトピックの上位5位は、下記の通りです。

順位 テーマ 質問の詳細
1位 文化・スポーツ・レジャー 図書館・博物館について、海外旅行と国内旅行、海外の歌やイベント、余暇の過ごし方、国際的な日本人のスポーツ選手など
2位 学校教育 音楽を聞きながらの勉強の是非、子どもはもっと遊ぶべきか、海外留学すべきかなど
3位 ビジネス コンビニの利用、24時間営業のレストラン、古物市での買い物など
4位 テクノロジー インターネットを使うか、携帯電話、Eメール、パソコンについてなど
5位 家庭生活 朝食を食べるか、料理をするか、野菜を食べるべきかなど

上記は、2023年から過去15年分の過去問を集計した結果になります。

英検®3級との違い

準2級は3級と同様に問題カードを見ながらの回答が主ですが、以下の違いがあります。

準2級と3級との違い

パッセージの量とイラストの数が増えるため、短い時間で英文を理解する力が問われます。意見をたずねる質問では、なぜそう思うのかという理由を論理的に組み立てる力が求められるという違いがあります。

2024年度の問題形式リニューアルの影響は?

2024年度の第1回検定から、英検®3級以上の級で一部問題がリニューアルされました。

結論としては、英検®準2級の二次試験に問題形式の変更はありませんでした。

二次試験の問題形式が変わるのは準1級のみなので、これまで通りの対策で大丈夫です。

各パートの配点と合格点

英検®準2級の二次試験の素点での配点は、下記の通りとなっています。

配点

このうち、20点以上得点できれば合格といわれています。

この素点をもとに英検®独自のCSEスコアに換算した合格点は、406/600点(約68%)です。

英検®のCSEスコアは、英検®の受験結果をより詳細に示すために導入されたスコア制度です。

合否判定だけでなく、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4つの技能※ごとにスコアが出され、受験者が自身の英語力を具体的に把握できるようになっています。

どの級を受けても同じ基準で評価されるので、他の級ともスコアを比較できるのが特徴です。このスコアを通じて、自分がどこを強化すればいいかが見えてきて、次の学習目標を立てるのにも役立ちます。

※ 5級・4級はリーディング、リスニングとスピーキングテストの3技能のみ

CSEスコアの詳細については、下記の英検®公式サイトをご確認ください。

参考:日本英語検定協会「英検®CSEスコアとは」

面接で落ちる人は態度(アティチュード)に原因がある?

英検®の二次試験では、態度(アティチュード)も評価対象になります。

面接でうまく回答できたなのになぜか落ちたという人は、この「アティチュード」が原因の可能性があります。

態度(アティチュード)とは

アティチュードとは、話すときの態度や姿勢のことです。

態度(アティチュード)で見られる点

  1. 積極性:ボキャブラリーが少なくても伝える努力をしているか
  2. 声:声量、発音、アクセントは適切か
  3. 反応:質問に対してハキハキと自然に答えられているか

要するに、自分の意見を積極的に伝えようという意思が感じられるかどうかが問われます。

面接で落ちる人がしがちなこと

以下のような言動を取る人は、アティチュードで得点できずに面接で落ちているおそれがあります。

面接で落ちる人がしがちなこと

英会話に慣れていなくて緊張しすぎたり、たどたどしい返事しかできない場合も、アティチュードで得点できない可能性があります。

こうした弱点を克服するには、日ごろから英会話レッスンを受けることが最も効果的です。

英検®の二次試験対策ができるオンライン英会話「クラウティ」

クラウティは、英検®の二次試験対策にオススメのオンライン英会話サービスです。予想問題を解きながら、実践的な話す・聞くの反復練習ができます。

月額4,950円〜と業界内でもトップクラスの低価格で、最大限に活用すれば1レッスンが73円〜とかなりお得です。英検®対策に限らず、多彩なカリキュラムを用意しています。

習熟度に合わせて様々なレベルのレッスンが揃っているため、級が上がっても継続的に使えるという点でもオススメです。

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英検®準2級の面接の流れ

英検®の面接は、以下の流れに沿って進行します。

面接カードは本人と保護者どちらが記入してもOKです(※保護者の同伴は控室まで)。

面接室に入る際には、手荷物を忘れずに持っていきましょう。入室時には3回ノックをしてから入ります。

面接カードの受け渡し時には面接官から指示がありますので、それに従ってください。

その際、無言ではなく、きちんと面接官の目を見て英語で返事をすることがポイントです。

入室後の会話例

自己紹介から試験開始までの会話例

入退室時の態度もアティチュードとして評価対象になります。挨拶も含め、面接官と話すときには笑顔でハキハキ答えましょう。

【英検®準2級】各パートの二次試験対策

この章では、各パートごとの二次試験対策を具体的に解説します。

【音読】問題カードを読むときの対策

準2級では、20秒間で約50語のパッセージを黙読することを求められます。対策ポイントは、以下のとおりです。

黙読の対策とポイント

20秒間で長いパッセージを完璧に理解することは難しいです。次の音読パートで理解を深められれば充分なので、黙読パートでは文章の全体を理解することに徹しましょう。

音読の対策とポイント

音読パートでは時間制限はありませんので、焦らなくて大丈夫です。ゆっくりと正確に読むことを意識しましょう。

【No.1】パッセージについての質問対策

最初の質問は、「How~?」と「Why~?」から始まることがほとんどです。面接官が“According to the passage”と言ったら、次に来る疑問詞がなにかを集中して聴き取りましょう。

回答のパターンは、疑問詞が”How”か”Why”かで変わります。

答えはパッセージ内の“so”か“in this way”の前にあることが大半です。回答を考えるときや黙読時に、これらの言葉をチェックすると答えやすくなります。

パッセージと解答例(サンプル問題より抜粋)

(…)Many families use products made from recycled paper, and in this way, they try to make the environment better.(…)

質問:According to the passage, how do many families try to make the environment better?

解答:By using products made from recycled paper.

【No.2】イラストの人物の行動についての質問対策

続く質問では、イラストAに載っている5人(5組)の行動を説明するように求められます。最低でも3つは答えるようにしましょう。

人物の行動説明の対策ポイント

質問と解答例

質問:Tell me as much as you can about what they are doing.

日ごろから身近な日常動作を英語で表現することで対策できます。

【No.3】イラストの人物の状況についての質問対策

3問目では、イラストBに載っている人物がどのような状況にあるのかを説明するよう求められます。重要なのは、2つの文章を適切な接続詞でつないで答えることです。

人物の状況説明の対策とポイント

質問と回答例

質問:Now look at the girl in Picture B. Please describe the situation.

解答:She can’t buy a drink because there are a lot of bicycles in front of the machine.

その場合は、イラストの吹き出し内に人物がどうしたいかのイメージが描かれている時があります。これを利用して、以下のように“but”を使って答えることもできます。

回答例:She is thinking of buying a drink, but can’t touch the vending machine.

因果関係を答えることが難しくても、あきらめずに別の接続詞で表現できないかを考えましょう。部分点やアティチュードの点を取れる可能性があります。

こうした対応力は、イラスト問題をいくつも解くことで身につけられます。

【No.4,5】受験者自身の意見をたずねる質問対策

4問目は問題カードのイラストに関係したトピックの質問、5問目は日常生活の身近な話題についての意見をたずねる質問が出されます。

基本的には、賛成か反対か、好きか好きでないか、普段するかしないかが問われます。それに対して立場を明確にしたうえで、2文程度で理由を説明しましょう。

No.4の質問と解答例

質問:Do you think drinks in plastic bottles will be more popular in the future?

解答:Yes.

質問:Why?

解答:People can carry drinks easily in plastic bottles. More kinds of drinks will be sold in these bottles.

No.5の質問と解答例

質問:There are many kinds of newspapers in Japan today. Do you usually read a newspaper?

解答:No.

質問:Why not?

解答:I watch the news on TV everyday. Also, I read the news on the internet.

このとき、以下の点を意識すると答えやすくなります。

意見をたずねる質問の対策とポイント

見られているのは英語での応答力なので、自分が回答しやすい立場を取りましょう。こうした応答力は、過去問や英会話レッスンをこなすことで養えます。

二次試験対策に最適な4つの勉強法

この章では、二次試験対策に最適な勉強法を4つ紹介します。

オンライン英会話をする

オンライン英会話は、英検®準2級の二次試験対策にオススメです。パソコンやタブレット、スマホを利用して、ご家庭から気軽にレッスンが受けられます。

オンライン英会話をするメリット

実践的な面接対策の練習ができるため、英検®対策にオンライン会話を利用する方は多いです。

オンライン英会話「クラウティ」は、独学が苦手な子どもや学生にもオススメです。ぜひ一度、体験レッスンを受けてみてください。

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▼オンライン英会話「クラウティ」の体験談

生きた英語ならではの言い回しや、英語表現の仕方が楽しいようです。クラウティを始めて3年位で、下の子は小学校5年生で英検®4級、上の子は中学校2年生で英検®2級を合格しました!(小6、中3、石丸和美さん)
クラウティは料金も手頃で、先生の質も良く、教材もしっかりしていたので選びました。入会前にお試しレッスンで、体験できたことも選んだポイントです。利用しているうちに、英検®の二次試験対策レッスンも追加されたので、英検®準一級の二次試験対策に利用しました。(小6男子、Tさん)

本番で使える表現やフレーズを暗唱する

面接中に沈黙してしまうと、アティチュードで減点の対象になる場合があります。そのため、考える時間を稼ぎたいときに使える表現やフレーズを覚えておくと役立ちます。

質問を聞き返すとき

考え中のとき

上記の表現やフレーズが自然に出てくるようになるまで、暗唱して練習しましょう。

できるだけ多くのパッセージを音読する

様々な種類のパッセージを音読することもオススメです。二次試験の音読パートで、初見の文章でもなめらかに発音できるようになります。

英語の理解を深めるためにも音読は効果的です。普段からパッセージを音読して、口を英語に慣らしておきましょう。

ただし、ひとりで音読していると変な発音の癖が付いたり、語のつなげ方が雑になることがあります。

このような場合は、英会話レッスンなどで先生に発音が間違っていないかを確かめてもらうことが効果的です。

自分の声を録音して聞きかえす

自分の声を録音して聞きかえすことで、思いもよらなかった課題や弱点に気付くことができます。

この勉強法は、二次試験を受けて落ちたけれど原因がわからないという人に特にオススメです。

「思っていたよりも発音が不明瞭だった」「この部分の発音が曖昧だった」など、アティチュードの面でも改善に繋がります。

英検®準2級の二次試験対策でよくある質問

Q1.英検®3級とは別の対策が必要でしょうか?

問題形式に違いはないため、基本的には3級と同様の対策で問題ありません。ただし、準2級では接続詞を使って文章をつなげる練習をする必要があります。

英会話レッスンを受けて日ごろから英語で話すことに慣れておくと、こうした問題にも対処しやすくなります。

Q2.過去問やサンプル問題はありますか?

過去問は公開されていませんが、英検®公式サイトのページからサンプル問題を無料ダウンロードできます。面接の流れなどをアニメーションで解説した「英検®バーチャル二次試験」も視聴可能です。

本番に近い問題に触れたい方は、「10日でできる! 英検®準2級 二次試験・面接 完全予想問題 改訂版 (旺文社英検®書)」がオススメです。

Q3.直前にできる二次試験対策はありますか?

まずは面接の流れを頭に入れましょう。段取りを理解していないと焦ったり、回答に集中できなくなるおそれがあります。

面接の流れを確認する際には、実際に声を出して回答してみると、なお良いでしょう。

また、先述した面接で使える表現やフレーズを暗唱しなおすのも効果的です。

Q4.面接で使える裏ワザ的なテクニックはありますか?

これさえできれば合格できるという「裏ワザ」はありませんが、設問ごとに得点をあげるためのテクニックはあります。

例えば、設問No.2の人物の行動説明で「彼は壁を塗っている」と表現したいときに”wall”という単語がパッと思い浮かばないときは、”something”で置き換えることもできます。

回答例:He is painting something.(彼はなにかは塗っている)

これは部分点になる可能性が高いですが、名詞が思い浮かばないだけで全く答えられないよりはマシです。単語力に自信がない人は、困ったら”something”を補うようにしましょう。

ただし面接中に何度も使うと、表現する努力をしていないと受け止められかねません。使いすぎには注意しましょう。

まとめ:日常的な英会話レッスンが二次試験合格への近道です

このコラムでは、英検®準2級の面接の流れとポイントを解説してきました。

英検®準2級の二次試験に合格するためには、英会話に慣れることが大切です。

本文でも紹介したとおり、オンライン英会話サービスのクラウティは、通常の英会話レッスンだけでなく、英検®の面接対策ができるカリキュラムも用意しています。

準2級以外の級も学べるため、2級、準1級とステップアップを考えている方にもオススメです。

クラウティが対応している英検®対策の級

また、1人分の料金で家族みんなが利用できるため、ご家族で一緒に楽しみながら英語を学ぶこともできます。

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※ 英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

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